センター長挨拶

 本年、低温センターは発足して50周年を迎えます。 長きにわたり低温センターが運営されてきたのも学内ユーザーの皆様のご愛顧と、当センターの歴代のセンター長、教員、技術職員、事務職員の努力の賜物と思っております。 今後も、寒剤ユーザーの皆様への液体窒素および液体ヘリウムの安定供給に努めて参ります。 将来に向けて、当センターでは、国際低温科学研究コンソーシアムの設置を構想しております。 理学系研究科、工学系研究科、農学生命科学研究科、医学系研究科、薬学系研究科、附属病院等の研究室と連携して、全学的なネットワークを構築すると共に、海外大学の研究者との積極的な共同研究の場を提供したいと考えております。 また、国内最大規模の寒剤供給施設を学びの場とした教育活動を、サマースクール等を通じて、国内外の高校生や大学生などの若い方々に実施していきたいと考えております。 加えて、産学連携の取り組みを進めることを計画しています。 当センターでは磁化率測定装置などの装置を学内で共同利用して頂いておりますが、企業の方々にもご利用頂けるような体制を整え、社会にも開かれた東京大学低温センターを目指していきたいと考えております。 国際化および産学連携といった取り組みを新たに推進し、将来にわたりユーザーの皆様に寒剤を安定供給していくことで、東京大学の研究の学術基盤を支えていきたいと思っております。

平成29年5月22日
東京大学 低温センター長  大越 慎一