第10回低温センター研究交流会
開催報告
■ 日 時 : 平成31年2月22日(金)   9:30-18:00(講演会)
                   18:00-20:00(利用者懇談会)
■ 会 場 : 小柴ホール (理学部1号館、中央棟2階)

プログラム  
概要集   (約31MB)

 平成31年2月22日(金)、理学部1号館、小柴ホールにて「第10回 低温センター研究交流会」が開催されました。本年度は、理学系、工学系、農学生命科学、薬学系、低温センターから、125名の参加者、10件の口頭発表と61件のポスター発表があり、研究交流会が始まって以来、過去最大の参加者数となりました。発表では、低温における研究のみならず、寒剤を必要とする計測や、サンプル作製など、様々な研究成果を聞くことが出来ました。
講演会の最後には、工学系研究科・物理工学専攻の樽茶清悟教授(H27,28年度 低温センター長)より、「ナノ構造の量子状態制御と量子情報への応用」というタイトルで特別講演がありました。量子コンピューティングにつながる技術となる量子ドットの制御に関して基礎学問としての面白さ、応用面における問題点などを分かりやすく説明していただき、低温における基礎科学研究の重要性を改めて感じ、それを支える低温センターの果たすべき責任を再認識しました。
研究交流会後の利用者懇談会では、アワード授賞式が行われ、立原義宏さん(工学系研究科・バイオエンジニアリング専攻・修士課程2年)にベストプレゼンテーション・アワード、瀧口沙希さん(農学部・応用生命科学課程生命化学・工学専修4年)、北折曉さん(工学系研究科・物理工学専攻・修士課程1年)と井口照悟さん(工学系研究科・物理工学専攻・博士課程1年)の3名にベストポスター・アワードが贈呈されました。
本年度も、利用者の皆様のご理解、ご協力により盛況な研究交流会となりました。来年度以降も、さらに多くの分野からの研究発表がありますよう、よろしくお願い致します。



講演会の様子


樽茶教授による特別講演


ポスターセッション


利用者懇談会


左から、ベストポスターアワードの北折さん、ベストプレゼンテーションアワードの立原さん、大越センター長、ベストポスターアワードの瀧口さん、井口さん。