共同利用研究室 利用案内
低温科学研究センターでは、以下の事項を目的として、共同利用研究室を設けています。
- 低温寒剤を用いた研究を積極的に行う研究室に便宜を図ること
- ヘリウムガス回収設備を持たない研究者に低温実験の場を提供すること
利用の際には、
「共同利用研究室使用内規」(pdf)および
「利用の手引き(共同利用部門編)」(pdf)を必ずお読みください。
研究室の場所と面積
現在、以下の計4部屋が共同利用研究室となっています。
- センター3階(36.5, 40, 43.5 m2 各1部屋)
- センター2階(18 m2 1部屋)
低温科学研究センターの場所については
こちら(センター所在地)をご参照ください。
使用責任者・使用者の資格
使用責任者、使用者となれるのは以下の方に限ります。
- 使用責任者: 本学の教職員(使用料金の請求先となります)
- 使用者: 本学の教職員、学生及びこれに準ずる者
利用可能な時間および場所
利用時間に制限はありません。
ただし、センターの教職員が対応を要する事項については、月曜日から金曜日09:00–17:00(休日、祝日を除く)にお願いいたします。
平日19:00–翌日08:00までと土曜、日曜、休日および祝日はセンターの玄関が施錠されます。入館にはパスカード登録が必要となりますので、この時間に入館する必要がある使用者については、パスカード欄を「要」として申請してください(新規・継続とも)。使用許可が出た後、センター事務室に申し出てパスカードの登録をうけてください。
使用者の立入り・使用が可能な場所は、使用許可を得た研究室及び共用部分です。その他の場所を使用する必要がある場合は、共同利用部門教職員の許可を受けてください。
使用の申請
初めて使用するとき、また申請内容に変更がある時は、申請が必要です。
初めての申請については、事前に共同利用部門教職員に相談のうえ、毎年12月下旬の締切日までに
「低温科学研究センター共同利用研究室使用申請書」(様式4)をセンター事務室まで提出してください。運営委員会において審査し、2月末日までに採否をお知らせします。使用期間は1ヶ月単位で、その年度限りとします。
使用責任者は使用者全員の氏名、所属、職名もしくは学年を申請書に記入してください。申請書に記入した使用者以外の使用は認められません。使用者を変更する場合は、
「共同利用研究室使用者変更申請書」(様式5)をセンター事務室に提出してください。使用者の追加がある場合は、使用開始希望日の1週間前までに申請書を提出する必要があります。
使用料金
部屋の使用料金は 2,000円/m2/月 です。使用開始の翌月に全期間分を一括して課金します。
電気・水道・電話料金については、別途、実費相当額を毎月課金します。
これらの料金は、運営費交付金、受託研究費、寄附金、科学研究費補助金で支払うことができます。
これらの料金は使用責任者に請求します。請求先を分割することはできません。
研究室の管理
研究室は、使用責任者の責任で管理してください。使用責任者は研究室の防災上の観点から、日常点検、清潔な部屋環境の保持、火災や物品の盗難への配慮を行ってください。
研究室には、日常点検や緊急時対応のため、センター教職員が出入りすることがあります。部屋内の各種メーター、流量計へ常にアクセスできる状態を維持してください。
研究室の鍵は事務室で貸与します。鍵の第三者への貸与および複製は禁止します。鍵は使用責任者の責任のもとで適切に管理し、退去時には必ず返却してください。
研究室の改修
研究室の改修を行う必要がある時は、予め改修内容について共同利用部門教職員に相談のうえ、
「低温科学研究センター共同利用研究室改修願」(様式6)をセンター事務室に提出し、センター長の許可を受けてください。改修願は、改修希望日の1ヶ月前までに提出する必要があります。ただし、退去時には、原状回復するものとします。
研究室までのヘリウム回収配管、流量計、純度計は共同利用部門で用意します。所定量までの電源はセンターで用意します。室内の配電盤より末端の電源については、利用研究室で整備してください。
機器の搬入出
以下に定める機器を研究室に搬入する時は、予め搬入物について共同利用部門教職員に相談のうえ、
「低温科学研究センター共同利用研究室機器搬入願」(様式7)をセンター事務室に提出し、センター長の許可を受けてください。搬入願は、搬入希望日の3週間以上前までに提出する必要があります。
搬入時に許可の必要な機器
- 重量物
- 大電力を要する機器
- 液体ヘリウム・液体窒素を使用する機器
- 騒音・振動・電磁波・磁場・放射線を発するなど、近隣に影響を与える恐れのある機器
搬出の際には、日程・方法について事前に共同利用部門教職員に相談のうえ、
「低温科学研究センター共同利用研究室機器搬出届」(様式7)をセンター事務室に提出してください。
機器の修理等で、一時的に機器を搬出・搬入する場合、搬出届・搬入願の再提出は不要ですが、日程等については事前に共同利用部門教職員に連絡してください。
研究成果の発表
共同利用で得られた研究成果を論文、紀要、解説等の出版物で発表する際は、謝辞等に東京大学低温科学研究センターの共同利用による旨の文章を必ず入れてください。
(謝辞例文:
和文)
「この研究は、東京大学低温科学研究センター共同利用研究室を使用して行いました。」
(謝辞例文:
英文)
This work was carried out by the joint research of the Cryogenic Research Center, the University of Tokyo.
また、研究成果は、毎年開催される「低温科学研究センター研究交流会」で発表してください。年度の終了時には
「低温科学研究センター共同利用研究室使用報告書」(様式8)をメール添付でセンター事務室に提出してください。
薬品、高圧ガスボンベ、実験系廃棄物・廃液の取り扱い
研究室で薬品・高圧ガスボンベを取り扱う場合は、必ずUTCIMSに登録してください。システムへの実験室・施設の登録は所属部局の部局管理者に依頼してください。実験室・施設管理者サイトからセンターの研究室(部屋番号)に薬品庫、高圧ガスボンベ立て、廃液タンク庫等を追加して使用してください。UTCIMS内での建物名は「本郷 情報基盤センター等(情報基盤センター)」、使用階は「2a階もしくは3a階」です。
使用申請書に記載のない種類の薬品、高圧ガスボンベを新たに使用開始する場合には、必ず共同利用部門教職員に相談のうえ、センター事務室まで申し出てください。センターには高圧ガスボンベ貯蔵庫はありません。消費中以外の高圧ガスボンベは保管しないでください。使用にあたっては必ず所定の高圧ガス講習等を受けてください。
研究室において発生した実験系廃棄物・廃液は、環境安全センターの定める所定の手続きにより、使用責任者が責任を持って処理してください。
ネットワークの利用
ネットワークを利用する場合は、共同利用部門教職員を通じて、センターネットワークチームまでご相談ください。所定の使用申請書および機器リストを提出し、IPアドレスの貸与を受けてください。貸与されたアドレスの有効期間は当該年度内です。貸与されたIPアドレスを使用した通信の責任は、使用責任者が負うものとします。適切な使用が行われるよう使用者を指導してください。低温科学研究センター情報ネットワークシステム運用内規に定められた事項も遵守してください。