■ 日 時 : 令和7年2月17日(月)
■ 会 場 :
小柴ホール (理学部1号館 中央棟、2階)
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プログラム
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概要集
令和7年2月17日(月)、小柴ホールにて「第16回 低温科学研究センター研究交流会」が開催されました。
コロナ禍の2020年度と2021年度はオンライン開催でしたが、その後、対面での交流会に戻ってから3回目の開催となり、
開催準備および当日の進行もスムーズに行えたように思います。
本年度は、理学系、工学系、薬学系、農学生命科学研究科、低温科学研究センター等、8部局から102名の参加がありました。
10件の口頭発表と54件のポスター発表があり、広く低温科学に関連した研究結果を、部局および分野を横断して聞くことが出来ました。
本年度もポスター発表を3グループに分けて各45分と十分な時間を設けたのですが、活発な議論の結果
時間が足りなくなるという光景も見られました。来年度はもう少しプログラムに工夫をしたいと思います。
研究交流会の最後には、工学系・物理工学専攻の為ヶ井強准教授による、「超伝導の最近の研究から-磁束系、銅系、鉄系、カゴメ-」
というタイトルで特別講演があり、超伝導応用に関した最先端の研究を聞くことが出来ました。超伝導の応用には、磁束の動きを止める(ピン留めする)
ことが重要であり、「如何に超伝導体を汚くするか」という、一見矛盾した物質設計に対する研究に興味がもたれました。
本年度は、利用者とセンター教職員の情報交換を目的とした利用者懇談会が6年ぶりに開催され、多くの参加者が
交流を深めることができました。当初、コロナ禍後の学生は、このような懇談会には参加しないのではないか
と危惧していましたが、以前同様、盛大な懇談会となり安堵いたしております。
東京大学における最先端の研究成果というだけに、非常にレベルの高い発表が多く
若手研究者にとって、とても有益な研究会になったと思います。 来年度以降も、
さらに多くの分野から研究発表いただけます様、よろしくお願い致します。

講演会の様子

ポスターセッションの様子

特別講演

懇談会の様子

ベストプレゼンテーションアワード
山口 大輝(工学系研究科・物理工学専攻 十倉・上田研究室 修士2年)
ベスト ポスター アワード
田中 康太郎(理学系研究科・物理学専攻 島野研究室 修士2年)
松本 卓也(理学系研究科・物理学専攻 中辻・酒井研究室 修士2年)
井口 光輔(理学系研究科・化学専攻 物性化学研究室 修士1年)
松本 滉永(工学系研究科・物理工学専攻 木村研究室 修士1年)
吉川 尚孝(理学系研究科・物理学専攻 島野研究室 助教)
遠藤 幹大(工学系研究科・物理工学専攻 石坂研究室 博士1年)