最新のお知らせ
第16回低温科学研究センター運営委員会にて、当プラットフォームの使用料金が改定になりました (2024年6月利用分より適用)。
最近の電気料金高騰に伴い、使用料金を改定しました(2023年6月の利用分より適用)。
学外共同利用の開始は2022年5月末を予定しています。
ABOUT 極低温量子プラットフォームについて
量子コンピュータや量子センサをはじめ、その周辺技術も含めた広い意味での量子技術の開発研究に必要となる10 ミリケルビンの極低温環境を作り出す希釈冷凍機を共同利用できます。
- 超伝導量子ビット研究に最適なマイクロ波計測器を完備
- 量子新物質の物性研究にも利用可能
(3T超伝導マグネット) - 大学・公的研究機関だけでなく企業の研究者も利用可能
- 極低温実験に精通したスタッフがサポート
新しい量子技術・量子ビットにつながるアイディアや素材をもっているが、すぐに使える希釈冷凍機やマイクロ波エレクトロニクスがない、という研究者に最適の共用装置です。自社製品の性能を超伝導量子ビットを使って試したいと考える企業も歓迎します。
INSTRUMENTS 共同利用装置
Dilution
Refrigerator
3He-4He希釈冷凍機 BlueFors LD400
- Tmin
10mK
- 冷却能力
400µW @100mK
- 実験空間
φ270×477mm
- マイクロ波同軸
ケーブル -
- 入力
- 24本(各段アッテネータ付)
- 出力
- 4本(超伝導ケーブル+低温プリアンプ)
- 低温同軸ケーブル
12本
- THERMOCOAX
ケーブル 12本
- 光ファイバー
4本 (λ=1.5µm)
- 温度計
各種抵抗温度計、Pt-NMRほか
- 超伝導マグネット
Bmax=3.0T, ボア径φ25
Measuring
Instruments
マイクロ波計測器
- 発振器 (21ch)
Holzworth Instrumentation HS9004B/OPT-X4×3, HS9008B/OPT-E8×1
- 任意波形発生器
(16ch) Keysight Technologies M3202A×4
(with CH4, CLF, M20, K41, FP1, and HV1 options)
- 各種変調器
Polyphase Microwave SSB4080A×2, SSB80120A×5,SSB70100A×10, SSB0550A×5
- イメージ除去復調器
Polyphase Microwave IRM4080B×2, IRM80120B×5
- デジタイザー
Keysight Technologies M3102A×2
(with CH4, CLF, M20, K41, FP1, and HV1 options)
- ネットワークアナライザ
Keysight Technologies M9804A-200
- スペクトラムアナライザ
Keysight Technologies M9804A-090
物性計測器
- 自動抵抗ブリッジ
Lake Shore Cryotronics 372S-6
- 定電流・定電圧発生器
Lake Shore Cryotronics 155-AC
- 電流・電圧測定器
Keysight Technologies 34470A-100
- アナログロックインアンプ
Stanford Research Systems SR2124✕2
- 周波数カウンター
Stanford Research Systems SR625
その他の物性評価システムはこちら
当プラットフォームの共同利用装置は文部科学省「先端設備整備補助事業」で導入されました
Dilution
Refrigerator
Measuring
Instruments
RESEARCH &
DEVELOPMENT
研究開発
量子コンピュータや量子センサのハードウェア開発は、微細加工、多重信号処理、マイクロ波クライオエレクトロニクス、極低温技術など多岐にわたります。東京大学の学際融合研究施設である低温科学研究センターが運営するこのプラットフォームでは、異なる専門分野間の共同研究を積極的に媒介します。
私たちも極低温技術のエキスパートとして、そうした共同研究に参加したり、私たち独自の量子技術の開発研究にも取り組んでいます。
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